県内で複数の保育施設を運営する社会福祉法人の関連会社が運営する、宜野湾市大山の小規模認可保育園が保育士配置基準を満たしていない問題で、市と園側は1日、今後の対応を話し合った。
市によると、園側は基準に沿った保育士を確保できないため、これまで全職員が保育士である必要があった「A型」から職員の半数以上であればいい「B型」に運営形態を移行する方針を示した。
園では現在、保育士3人が在籍することから、B型としての基準は満たしている。B型移行で園への補助金は減少し、保育士の有資格者はA型よりも少ないので、保育サービスが従来よりも低減する。
園は近く保護者に向けて説明会を開催する。転園希望の保護者に対しては市が支援する。
園は少なくとも今年4~6月の期間は保育士配置基準を満たしていなかったことから、市は今後何らかの処分を検討する。
(梅田正覚)
関連記事