身近な物+「おかしな」=? 明和電機ワークショップ 児童に発想法を紹介 沖縄


身近な物+「おかしな」=? 明和電機ワークショップ 児童に発想法を紹介 沖縄 明和電機の土佐信道さんによるワークショップに参加する児童ら=5日、那覇市の小学校(大城直也撮影)
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 13日から那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で催される芸術ユニット「明和電機」の企画展「明和電機ナンセンスマシーン展in沖縄」(主催・沖縄美ら島財団、琉球新報社)を前に5日、明和電機「社長」の土佐信道さん(57)が那覇市泉崎の琉球新報社から県内の小学校4校をオンラインでつなぎ、ワークショップを開いた。

 ワークショップでは、土佐さんが明和電機の商品開発の基になった「おかしな発想法」を紹介。児童たちもユニークなものを考えて紙に描き、オンライン上で発表した。

 参加したのは那覇市立曙小と安謝小、宜野座村立漢那小、座間味村立座間味小の児童計100人。土佐さんは「朝起きてから触ったものを六つ書いて」と問い掛け、「ふとん」などの回答の前に「おかしな」という言葉を組み合わせ、誰も思い付かない「おかしなもの」を描いた。

 普段から独自のキャラクターをノートに描いているという児童(11)=小6=は「学校に自動で飛んでいき、きれいにしようとすると汚れるランドセル」を考えた。「本当におかしなものが生まれた。将来、自分が描く漫画に生かせそう」と話した。

 土佐さんは「人間の頭は、常に面白いことを考えられるようにできている。常識を取っ払い、次々と『おかしなもの』を考え、描いて作ってほしい」と伝えた。

 (金城実倫、関戸塩)