伊江島、まるで宇宙船? ふわり、蜃気楼で宙に浮く 沖縄


伊江島、まるで宇宙船? ふわり、蜃気楼で宙に浮く 沖縄 蜃気楼により宇宙船のように見える伊江島=17日午後1時52分、国頭村与那
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 国頭村与那の海岸で17日午後1時50分ごろ、伊江島が浮き上がり、まるで宇宙船を思わせる姿が見られた。画像を確認した気象予報士の島尻勝さんによると、蜃気楼(しんきろう)の一種である「浮島現象」の可能性が高いという。

 蜃気楼は密度の異なる大気中で光が屈折することによって起きる現象。連日、猛暑が続く中、国頭村では同日午後1時ごろからカタブイが発生していた。

 島尻さんは「温められた浅瀬の海域に、雨で温度が下がった空気が流れ込み、空気の層に温度差ができて光の屈折が生じたと考えられる。年に2~3回程度しか見られない珍しい現象だ」と話した。 

(玉寄光太)