沖縄コロナ、4週間ぶり減少 新規感染者数、全国4番目に 新規入院は1・15倍に増


沖縄コロナ、4週間ぶり減少 新規感染者数、全国4番目に 新規入院は1・15倍に増 新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
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 沖縄県は19日、県内53定点医療機関で7月8~14日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が4週間ぶりに減り、1医療機関当たり28・57人だったと公表した。九州を中心に全国的に感染が急拡大したことを受け、都道府県別では11週連続で最多だった沖縄が4番目になった。県内の基幹定点医療機関7カ所でのコロナ感染による新規入院患者は157人と、前週の1・15倍に増えている。

 県内の定点1医療機関当たりの新規感染者は前週が29・92人で、高止まりの状態が続いている。都道府県別では4月中旬から沖縄が最多となっていた。

 基幹定点医療機関の新規入院患者数は6週連続で100人を超えた。救急病院では病床確保が依然、厳しい状況が続いている。

 全国的には新規感染が10週連続で増加。定点1医療機関当たりの新規感染者は11・18人となり、今年初めて10人を超えた。都道府県別で最多は鹿児島(31・75人)、続いて佐賀(29・46人)、宮崎(29・34人)。上位7県はすべて九州・沖縄地方だった。
(宮沢之祐)