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「言葉が出ない」「本当に優しい方だった」 松川宜野湾市長、通夜で親族ら別れ あす31日告別式 沖縄


「言葉が出ない」「本当に優しい方だった」 松川宜野湾市長、通夜で親族ら別れ あす31日告別式 沖縄 急逝した松川正則宜野湾市長の通夜に掲げられた遺影=29日、宜野湾市の普天満山神宮寺
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 【宜野湾】出張先の東京都内で死亡した松川正則宜野湾市長(享年70)の通夜が29日、宜野湾市の普天満山神宮寺で執り行われた。親族や市、政治、企業関係者ら生前に関わりのあった人々が焼香に訪れ、別れを惜しんだ=写真。告別式の一般焼香は31日午後3時から同4時半、普天満山神宮寺で行われる。喪主は妻の秀子(ひでこ)さん。

 弔問客の安慶名力さんは目に涙をためながら式場から出てきた。「いつも下の名前で呼んでくれて本当に優しい方だった。安らかなお顔に感謝の言葉と『ご苦労さま』と声をかけた」と語った。

 元宜野湾市議の島勝政さんは「言葉が出ない。これから始まる普天間飛行場の返還を見られずに亡くなるなんて、本人が一番残念だっただろう」と話した。 

(梅田正覚)