停船命令応じず、立ち入り検査忌避の疑いで台湾船の船長を逮捕 石垣海保 沖縄 


停船命令応じず、立ち入り検査忌避の疑いで台湾船の船長を逮捕 石垣海保 沖縄  排他的経済水域で台湾漁船(右)に停船を呼びかける海上保安庁の巡視船=28日、与那国島西方海域(石垣海上保安部提供)
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 石垣海上保安部は28日、与那国島西方の日本の排他的経済水域(EEZ)で停船命令に応じずに逃走したとして、漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)容疑で台湾漁船の台湾人船長容疑者(57)を逮捕した。容疑を認めているという。

 石垣海上保安部によると、哨戒中の巡視船が28日午後4時前に、与那国島西方の領海内で外国漁船らしき船舶を確認。立ち入り検査実施のために接近したところ、同船は西向けに航行した。EEZで巡視船が停船を再三求めたものの、応じなかったため、海上保安官が同船に乗り移って停船させ、船長を逮捕した。