南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表を受け、県内のホームセンターでは備蓄用の飲料や乾電池などを買い求める動きがあった。携帯トイレが完売する店舗もあり、各社とも防災グッズコーナーを拡大するなどの対応をとる。
メイクマン浦添本店では防災食用の缶パンやごはんなどが売れた。家電製品担当の大城春樹さんは「週1回売れるかどうかの高価なポータブル電源が今日で4台売れた」と驚いた様子で語った。
与那原町のカインズFCあがり浜店でも水やインスタントラーメン、パックライスなど食料品の売り上げが伸びているという。具志堅一郎店長は「週末の動きを見て在庫を増やすなどの対応を決める」と話した。
ホームセンターさくもとは県内4店舗で防災関連グッズを取り扱っており、本部企画課の比嘉亮仁課長は「複数の来店客から防災バッグの問い合わせがあった」と語る。防災バッグは携帯トイレやホイッスル、アルミ製ブランケット、スマホの充電器など災害時に必要な備品を一式にした商品。同社は、旧盆明けにも防災グッズコーナーを拡大する予定。
(吉田健一、狩俣悠喜)