「対馬丸平和のモニュメント」の除幕式に参加する関係者ら＝26日、那覇市泊の泊小学校
中村 優希 対馬丸記念会（高良政勝代表理事）は26日、那覇市泊の泊小学校に「対馬丸平和のモニュメント」を設置した。同日開かれた除幕式には同校6年生の131人と関係者らが出席した。
モニュメントには、同校の前身の泊国民学校と、卒業生が通っていた那覇国民学校高等科の児童や訓導（教諭）など、対馬丸で犠牲となった130人の名前が記されている。対馬丸に乗船した子どもたちからのメッセージとして、制作された詩「平和の約束」も記載した。高良さん（84）は「事実を語り伝え、二度と戦争を繰り返さないようにというメッセージを発信するため建てられた」と説明した。
除幕式では児童らが千羽鶴を供え、6年生全員で「沖縄から広げていこう。平和の願いを」などと詩を群読した。
6年の曽根稜月さん（12）が代表で言葉を述べ「国同士のけんかに国民が犠牲になり、子どもたちも悪くないのに未来を奪われた。私たちの未来で日本が戦争をしないように、平和が続くように学び語り、実現させていきたい」と力強く語った。
（中村優希）
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