新たな米兵女性暴行事件の発覚を受け、在沖米海兵隊は5日、本紙取材に対し、当該隊員は「司令部から特別な例外が認められない限り、在日米軍施設を離れることは認められていない」とし、行動に制限をかけていることを明かした。「海兵隊員による犯罪的不正行為の疑惑を認識している」とした上で、捜査に全面的に協力していると説明した。所属基地などの詳細は明らかにしていない。
隊員に持たれている容疑を真剣に受け止めるとした上で、「海兵隊の中核的価値観を反映したものではなく、沖縄に駐留する海兵隊員の圧倒的多数の行動を代表するものでもない」と強調した。また、海兵隊としてパトロールや車両検問の強化を引き続き実施するとした。
(知念征尚)