沖縄県の玉城デニー知事は6日午前の定例記者会見で、5日に県警から、在沖米海兵隊員の男性を容疑者とする不同意性交致傷事件を書類送検したと説明を受けたことを明らかにした。
「米軍兵士によるこのような非人間的で卑劣な犯罪は、女性の人権や尊厳をないがしろにする重大、悪質なものであり、断じて許すことができず強い憤りを禁じ得ない」と強く批判した。
昨年12月から今年6月にかけて、米兵による性的暴行などの凶悪犯罪が4件発生していることについて「隊員教育の在り方に疑念を持たざるを得ず、在日米軍の規律が著しく乱れているとしか言いようがない。日米両政府に対して強く抗議する必要がある」として、引き続き情報収集した上で厳しい姿勢で対応していくとした。
8日からの訪米の際にも、国務省と国防総省に事件の再発防止を強く求める方針を示した。