沖縄県の玉城デニー知事は6日朝、登庁時に各社の取材に応じ、米兵を容疑者とする新たな女性暴行事件が明らかになったことについて「米側の綱紀粛正が果たしてどこまで徹底されているか、厳しく断じなければならない状況だ。言語道断というしかない」と話した。
県内では6月にも、米兵による不同意性交などの性犯罪2件が発覚しており、米側の再発防止対策が不十分だという厳しい批判の声が上がっている。
玉城知事は8日から訪米し、米兵による事件が相次いでいることについて米政府に抗議し、綱紀粛正と実効性のある再発防止策の徹底などを求める予定。玉城知事は「引き続き情報収集に努め、訪米する際には国務省、国防総省にも強く抗議したい」と話した。
関連記事