浦添市の松本哲治市長と同市議会の比嘉克政議長は1日、沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、9月28日に那覇市で発生した、米軍キャンプ・フォスター所属の米海兵隊1等兵による暴行事件で、浦添市民が顔を殴られたとして抗議した。市は同局に、米側に厳重に抗議し、実効性ある再発防止策の実施や、綱紀粛正、教育の徹底を米側に求めるよう要望した。
米兵の飲酒に絡む事件は9月後半の2週間で、この事件やキャンプ・キンザー所属米兵の酒気帯び運転など、6件起きている。
松本市長は「2週間6件という数値はあり得ない。心の緩みが大きな事件になることを、恐れている。きっちり対応をしてほしい」と話した。
抗議文を受け取った伊藤局長は「引き続き米側に、事件事故防止の徹底のため、具体的な対応を求めていく」と語った。
(藤村謙吾)