敬老の日の16日、今年8月に満100歳を迎えた沖縄県北中城村の大田ヨシさん(100)を玉城デニー知事と比嘉孝則村長が訪ね、祝い状と記念品を手渡した。97歳まで畑仕事をし、現在もほぼ毎朝、自宅周辺の掃除や草むしりをする。玉城知事や比嘉村長と握手を交わし、「みんな頑張って」と元気を分けた。
長女の山城幸子さん(71)から見る母の姿は「頑張り屋で働き者」。若い頃から畑一筋で、収穫した野菜は一輪車に乗せ、自分で農協まで納品していた。「常に動いている。今朝も(自宅回りの)掃除と草むしりをしていた」とまだまだ元気いっぱいだ。
最近はデイサービスで折り紙や置物の制作などを楽しんでいるという。玄関横は大田さんの作品が飾られ、いっぱいになっていた。
玉城知事は「元気な姿は県民の目標になる。もっと長生きしてください」と声をかけた。80歳以上のミスコンテスト「美寿(みす)きたなかぐすく」にも選ばれたことがある大田さん。明るい笑顔で100歳を喜んだ。