【辺野古問題取材班】名護市の安和桟橋出口で26日、沖縄防衛局職員の男性を両手で押して転倒させたとして、新基地建設に抗議していた70代男性が暴行容疑で逮捕された件で、同桟橋で抗議する市民らは27日、名護署前に集まり、男性の釈放を求めた。約10人の市民が参加した。市民らは「不当逮捕許さない」などと書かれたプラカードを掲げ、「仲間を直ちに釈放しろ」と訴えた。
市民らによると26日午前、桟橋出口前を渡ろうとした70代女性を沖縄防衛局職員が制止しようとして2人とも転倒した。その際、逮捕された70代男性は2人の後ろにおり、つえをついていたという。
転倒した女性は名護署前の抗議に参加し「当日、警察は他の市民にも話を聞いていたはずなのに、なぜ逮捕したのか」と話し、男性の釈放を求めた。
(金城大樹)