【宜野湾】宜野湾市の宜野湾海浜公園多目的広場で開かれた第32回飛衣羽衣カチャーシー大会。全団体の演舞後、拍手を送るように大雨が降り出した。雨もカチャーシー熱もやまぬまま大会は幕を閉じた。
子どもの部では、約80人が迫力の演舞を披露したぴっころ学童くらぶアタクー№1が大賞に輝いた。安里優花さん(11)は「足や手を上げたり、声を大きくしたりした」と練習を振り返る。双子の優希さん(11)も大賞に「うれしい」と笑顔を見せた。
2連覇の大山ズンバはコロナからの回復の願いを込めた。コロナの影響を「押し流そう」とメンバーが手をつなぎ大きな波をつくった。「前回以上の演舞を」と意気込んだ大里奈巨(なみ)さん(54)の目からは涙がこぼれた。
個人の部大賞の安里知世さん(36)=浦添市=は20年ぶりに出場した昨年の大会で2回戦敗退。今年は「楽しんで踊ろう」と決めて、自然な笑顔に会場は引きつけられた。3人の母でもある安里さん。娘の美歌(みう)さん(10)は「すごかった」と母に似た笑顔で笑った。
大賞以外は以下の通り。 (敬称略)
【個人の部】金賞・鳥越佐代子、熱演賞・金城健
【一般の部】金賞・OIWC沖縄国際婦人クラブ、特別賞・イルカ青年会
【子どもの部】金賞・中城南小学校金管バンド部
(金盛文香)