県警は1日、市役所などの職員をかたる男が保険料や年金の払い戻しを名目にATMに誘導して指示通りに操作させ、現金をだまし取る特殊詐欺(還付金詐欺)事件が、9月30日に本島南部で2件発生したと発表した。被害者はいずれも60代女性で、被害額はそれぞれ約300万円と約50万円。県警が注意を呼びかけている。
県警によると、市役所や年金事務所職員を名乗る男が被害者の自宅に電話し「介護保険料(年金)の払い戻しがある。今日中でないと手続きができない」などとATMに誘導。その後、金融機関の職員をかたる人物が電話で払い戻し手続きを装って女性に指示し、現金を振り込ませた。