海上自衛隊第5航空群(那覇市)は28日、創立51周年記念式典・記念行事を那覇航空基地内の第2格納庫で開催した。式典には来賓の国会議員のほか、公募した一般客ら約500人が出席。行事の部では興南高校ダンス部によるダンスや陸上自衛隊第15音楽隊による記念演奏などが催された。
式典で高田哲哉群司令は、東シナ海や南シナ海で活発化する中国軍の軍事行動やロシアによるウクライナ侵略などを引き合いに出し、日本を取り巻く安全保障環境は戦後最大の危機的状況にあるとした。隊員に向け「『軍隊は住民を守らない』と言われるここ沖縄で、われわれが引き続き国民からの信任を得られるよう粉骨砕身に努めよ」と述べた。
(梅田正覚)