石垣市議会は18日の12月定例会最終本会議で、我喜屋隆次議長に対する不信任案を賛成少数(賛成8、反対12)で否決した。「二元代表制の権限が大きく損なわれている現状があり、議会運営を適正化させるため」として、野党の花谷史郎氏が緊急動議で提案した。我喜屋議長は「今回出された内容をしっかり受け止めながら今後の議事進行に努めたい」と述べた。
不信任案では我喜屋議長が一般質問で(1)与党と野党への対応に明確な差がある(2)市当局側に立つような発言も多々ある―などとして「議会を代表する立場として不適切な行動」だと指摘した。また、市長から議会に対してのあまりにひどいヤジを実質的に放置、常態化させていると批判した。
一方、与党と中立は「議長は適切に議事進行している」などとして、反対した。
(照屋大哲)