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沖縄・宮古島市の体育館に、防衛省「補助金」 23年度調査費 「シェルター」念頭か


沖縄・宮古島市の体育館に、防衛省「補助金」 23年度調査費 「シェルター」念頭か
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 防衛省は1日、2023年度4回目の補助金計画を発表し、総合体育館建て替え経費として宮古島市への補助金支出を盛り込んだ。

 体育館は地下に緊急一時避難機能を兼ねた駐車場を設ける計画。政府として定義を検討中の「シェルター」に位置付ける可能性も念頭に整備を推進する。

 体育館整備については防衛省が75%を補助する。今回は調査・設計費として2100万円を補助した。宮古島駐屯地など防衛施設を抱えていることで「発生する障害を緩和する」としている。

 宮古島市によると、総合体育館は鉄筋コンクリート造りで地上2階・地下1階の構造。建築面積は6779・72平方メートル、延べ床面積は1万5766・11平方メートル(地上部9467・79平方メートル、地下部6298・32平方メートル)。事業費は約81億円で、工期は2024~27年度。

 防衛省は1日の発表で、宮古島市の屋外運動場についても補助金1500万円を支出すると説明。キャンプ瑞慶覧(キャンプ・フォスター)のアクセス道路整備にも7千万円の補助が決まった。

(明真南斗、友寄開)