浦添市が動画投稿アプリTikTok(ティックトック)に上げ、女性蔑視に当たるなどと批判を受けた動画に関する第三者委員会が、19日に開催されることが分かった。
委員会名は、浦添市ソーシャルメディア調査委員会。琉球大学法科大学院の矢野恵美教授(ジェンダー法)、沖縄大学の朝崎咿(かたる)客員教授(行政法)、おきなわ女性財団の玉城尚美さん、「モバイルプリンス」こと島袋コウさんが委員を務める予定。
調査委員会は午後3時半から、市役所4階の企画調整会議室で開かれ、原則公開を予定する。3月末までに計3回開く。
一連の動画について、松本哲治市長は昨年の9月定例会で「動画を止めると、証拠隠滅と思われかねない。(削除は)専門家の検証を待ち、次の判断をしたい」と説明した。市長の意向を受け、動画は現在も閲覧できる状態になっている。
動画の扱いは、調査委員会が作成する答申を基に決まる。
一方、市議会では「市政運営に関する調査特別委員会」を設置し、11月から12月にかけて、TikTok動画について松本市長や市幹部へ聞き取り調査をした。
議会も動画に対する提言は、第三者委員会による調査結果も踏まえて作成するとして、審議を継続している。
(藤村謙吾)