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自民市議の収支報告書巡る共産市議の発言に懲罰動議 古堅氏「事実を述べたものだ」と反論 沖縄、那覇市議会


自民市議の収支報告書巡る共産市議の発言に懲罰動議 古堅氏「事実を述べたものだ」と反論 沖縄、那覇市議会 那覇市議会(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

 那覇市議会は19日、15日に行われた議会運営委員会と代表質問で、自民党市議に関する政治資金収支報告書を巡って事実と異なる発言があったとして、古堅茂治氏=共産=に対する懲罰動議を自民、公明などの賛成多数(賛成19、反対17)で可決した。今後、懲罰特別委員会で懲罰の是非などについて審査する。古堅氏は「事実を述べたものだ」と反論した。

 動議は「自民党・みんなの協働!」会派の奥間亮氏ら5人が連名で提出した。奥間氏らが問題視するのは、奥間氏と山川典二氏後援会の2021年の政治資金収支報告書に関するもので、古堅氏は自民党那覇支部や同党第1選挙区支部からの寄付金の一部が不記載だと指摘した。

 一方、代表質問後、奥間氏の収支報告書に記載漏れはなく、自民党側のミスが判明し、19日付で収支報告書を訂正した。自民側は琉球新報の取材に、20年の寄付を21年の収支報告書に誤って記載したほか、奥間氏個人への寄付を誤って後援会に支出したと記載したと説明した。山川氏に関しては後援会ではなく個人への寄付のため記載の必要はないとした。 

(吉田健一)