沖縄県の玉城デニー知事は8日、少雨によって貯水率が低下している本島北部のダムや中部の水源、浄水場などを視察した。
金武ダムでは、沖縄総合事務局の北部ダム統合管理事務所の担当者から、北部ダムの構造や水需要が復帰時の約2倍に増えていることなどの説明を受けた。
8日午前0時時点のダム貯水率は46.7%で、平年値に比べ28.2ポイント低い。金武ダムでは、満水時よりも水面が7.2メートルも低下し、岩肌が露出していた。玉城知事は「沖縄は離島県で、よそから水を持って来られず雨水に頼らざるを得ない。改めて節水についての呼びかけを徹底していかないといけない」と話した。観光客など沖縄を訪れる人に対しても、こまめに水を止めることなど節水を求めた。
金武ダム、倉敷ダム、嘉手納井戸群、比謝川の大工廻川との合流地点と取水ポンプ場、北谷町の海水淡水化センターを視察した。
(沖田有吾)