有料

辺野古土砂、搬入口の変更 米側から要請 沖縄防衛局「安全確保に資する」


辺野古土砂、搬入口の変更 米側から要請 沖縄防衛局「安全確保に資する」 新設された搬入口前に座り込み、辺野古新基地建設に反対する市民ら=11日、名護市辺野古
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、工事用車両の搬入口が変更されたことについて、沖縄防衛局は13日、米側から「日本側の工事関係者および米軍関係者の安全確保等を図る」などとして、変更の要請を受けていたことを明らかにした。琉球新報の質問に答えた。

 同局の説明によると、これまでの搬入口は「工事用ゲート」で、新たに整備された搬入口は「商用車両用ゲート」だとしている。昨年12月21日に、米側から「工事用ゲートを閉鎖するので、工事用車両は、整備中の商用車両用ゲートを使用するよう要請があった」という。名護市からも交通渋滞の対策を求められていたため、商用車両用ゲートからの搬入を開始したと説明している。

 商用車両用ゲートは従来の工事用ゲートから北東に約650メートル離れた、国道329号沿いにあり、近くにはカーブがある。沖縄防衛局は「国道329号が3車線化され、(商用車両用)ゲートに入るための左折専用レーンが整備されており、安全確保に資するものだ」と安全性を強調した。

  (池田哲平)