「関係人口　施策に効果」　沖縄県、離島振興計画を検証

　沖縄県は15日、離島・過疎地域の振興について話し合う「県離島過疎地域振興対策会議」を開催した。第6次沖縄振興計画「新・沖縄21世紀ビジョン」内の個別計画に位置づけられる離島振興計画「時代を拓く持続可能な島づくり計画」の2022年度PDCA結果を了承した。県担当者は「関係人口や移住の促進に関する施策は一定の効果があった。人口が減っている離島もあるが、引き続き施策を進め人口減を食い止めたい」と話した。

　成果指標の小中規模離島の人口は基準値（20年度）の2・5万人を超える実績値（24年1月現在）2・6万人を記録した一方、生産年齢人口割合は実績値（20年度）の55・6％から1・1ポイント減った54・5％だった。「離島地域の人口社会増」の成果指標では基準値（20年10月～21年9月）は70人減だったが、22年実績は11人増だった。

（梅田正覚）