3日の憲法記念日にあわせて玉城デニー知事は談話を発表した。日本国憲法は「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本理念として国民生活の向上やわが国の平和と安定に大きな役割を果たしてきた」とし、県民一人一人が主権者として憲法をより身近なものに捉え、人権と自由、平和の創造を考える機会となることを願った。
沖縄は1972年の日本復帰に伴い憲法が適用され、今年で52年を迎えた。
玉城知事は「私たち県民は、壮絶な沖縄戦の歴史体験により形成された平和を希求する『沖縄のこころ』を受け継ぎ、多様な価値観の受容、相互扶助といった精神文化を大切に継承してきた」とした。
近年の国際情勢にも触れ「世界の平和と安定に向けて、今一人一人に求められるのは、それぞれの価値観の違いを認め合い、他者の人権を尊重し、多様性を受け入れる包摂性と寛容性の心だ」と述べた。
(與那原采恵)