玉城デニー知事（資料写真）
琉球新報朝刊 玉城デニー知事は24日の定例記者会見で、20日に就任した台湾の頼清徳新総統に対し「今後とも台湾と沖縄の相互交流が拡大し、友好関係がさらに深まるよう、ご理解とご協力をお願いしたい」と述べ、今後、さらなる友好関係を構築していく姿勢をみせた。
玉城知事は、沖縄が琉球王国の時代から約600年にわたってアジア諸国と友好関係を構築してきた歴史を踏まえ「現在や将来においても中国や台湾などアジアの主要都市に海外事務所を設置し、観光誘客、貿易の促進、企業誘致、学生交流などさまざまな交流を続けていきたい」とした。
一方で、中国軍が23日から2日間、台湾を包囲する海空域で始めた軍事演習については「安全を確保するという観点で行われている中国国内の判断だと思う」との認識を示した上で「地域の不安定さを招くことがないよう慎重に行われるべきだ」と述べた。
（與那原采恵）
玉城デニー
