【東京】米海軍航空システム司令部の司令官が米下院監視・説明責任委員会小委員会の公聴会で輸送機オスプレイについて全面的な任務再開が来年半ば以降になるとの見通しを示したことについて、木原稔防衛相は18日午前の閣議後会見で確認状況を問われ「ご指摘の発言については現在その詳細を米国に確認しているところ」と語った。
その上で「昨年の(鹿児島県・屋久島沖での)米軍オスプレイ墜落を受けた日米間の確認作業では事故原因や、原因に対応した各種の安全対策についてしっかり共有されている」と説明。「各種の安全対策の措置を講じることで安全に飛行することは可能」と強調した。
米海軍航空システム司令部のカール・チェビ司令官は12日に米下院監視・説明責任委員会小委員会の公聴会でオスプレイについて「安全に影響する可能性がある問題に十分に対処するまで無制限の飛行運用には戻さない」と証言した。オスプレイの包括的な調査をしており、結論を得るまでに6~9カ月かかるとも語っている。
木原防衛相は14日の記者会見でも「詳細は米側に確認している」と話していた。(明真南斗)
オスプレイ全面再開の時期巡り、防衛相「米国に確認中」 米司令官「来年半ば以降」発言受け
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明 真南斗
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