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「戦争惨禍 繰り返さず」 防衛相、沖縄全戦没者追悼式に出席


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 【東京】23日の沖縄全戦没者追悼式への出席を前に、木原稔防衛相は21日の記者会見で質問を受け「戦没者の御霊(みたま)に哀悼の誠をささげ、国の安全保障を預かる一人として戦争の惨禍を二度と繰り返さないことを誓いたい」と語った。

 戦後約79年が経過した現状を踏まえ「防衛力の抜本的強化の目的は日本への侵攻を抑止することだ」と説明。「部隊配備を含む南西地域の防衛体制強化」を進め「島しょ部への攻撃に対する抑止力・対処力を高めることで県民を含む国民の安全につながる」と語った。

 上川陽子外相は21日の会見で「沖縄戦で戦場に倒れられた御霊に思いをいたす大切な機会だ」と述べた。米軍基地負担軽減が進んでいないことについて「沖縄の皆さまには大きな基地負担を担っていただいている。沖縄の基地負担軽減は政権にとって最重要課題だ。引き続き取り組んでいきたい」と話した。

 (明真南斗)