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「最大騒音レベル」増加の可能性 F15EX配備、防衛局が基地周辺自治体や県に説明 沖縄


「最大騒音レベル」増加の可能性 F15EX配備、防衛局が基地周辺自治体や県に説明 沖縄 F15戦闘機の後継機として配備予定のF15EX(米空軍HPより)
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 米軍嘉手納基地に配備されているF15戦闘機の後継として、最新鋭のF15EX戦闘機36機を配備する方針を米空軍が日本政府に伝えたことに関連し、沖縄防衛局は3日、県や嘉手納基地周辺の自治体を訪れ説明した。

 配備機数は減る一方、1機当たりの最大騒音レベルは増加する可能性があることなどが伝えられた。

 防衛局職員が3日午前、嘉手納町基地渉外課、「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)事務局のある沖縄市基地政策課、北谷町基地・安全対策課を順次訪れた。沖縄市への説明では、配備数が従来の48機から36機となることや、数年かけて更新する予定であることなどが伝えられたという。説明を受けた担当者は「機体数は減るとのことだが、実際の騒音がどうなるのかについては今後注視していく」と述べた。

 同日午後には、防衛局職員が県基地対策課を訪ねた。F15EXに切り替わる時期の詳細などについては「不明」だと説明した。騒音については、公表情報として現在のF15は最大騒音レベルが約104デシベル、F15EXが約109デシベルと増加することが示された。

 県側は「負担が増加することはあってはならない。負担軽減に取り組んでほしい」と求めた。

(沖田有吾、福田修平)