米軍普天間飛行場などで航空機を運用する在沖米海兵隊第1海兵航空団の司令官交代式が12日、普天間飛行場で行われた。新司令官に就いたマーカス・アニバレ少将=写真左=は、前任のエリック・オースティン少将=同右=から指揮権を移譲され「第1海兵航空団の勢いを維持し、航空団が最も作戦に集中できるよう、全力を尽くす」と意気込んだ。
一方、この日の式典では在沖米軍トップの四軍調整官を兼務する第3海兵遠征軍司令官のロジャー・ターナー中将もあいさつに立ったが、県内で続発した米兵性的暴行事件には言及しなかった。
アニバレ少将は北大西洋条約機構(NATO)海軍打撃・支援部隊参謀長や、海軍の遠征戦部長などを経て、第1海兵航空団司令官に就いた。
(知念征尚)