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米軍キャンプ・ハンセン内への避難訓練、2年ぶりに実施へ 住民参加型、経路など確認 金武・沖縄


米軍キャンプ・ハンセン内への避難訓練、2年ぶりに実施へ 住民参加型、経路など確認 金武・沖縄 米軍キャンプ・ハンセンの第1ゲート(資料写真)
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 【金武】金武町は地震と津波の発生を想定した米軍キャンプ・ハンセン内への住民参加型の避難訓練を11月5日に実施する。ハンセン内への避難訓練は2年ぶり。

 町によると、10日には訓練を前にハンセンと町、地域の自主防災会の関係者らによる事前協議が行われ、災害発生時の対応と各者の連携、避難場所や経路などを再確認した。

 本年度の訓練は津波の被害を受けやすい渡慶頭原地区と伊芸区の住民を主な参加対象とし、訓練を通じてハンセンへの避難経路や避難に要する時間などを確認する予定。4月の津波警報発表時、伊芸区内の第42ゲートから基地内への避難者がいたことから、過去の訓練で使用した第46ゲートなどに加え、第42ゲートも初めて使用する。

 町は災害時に基地内の施設や区域への限定的な立ち入りを認める協定を2007年、米海兵隊太平洋基地司令官と結んでいる。  

(武井悠)