県は29日、若手職員の意見を業務や職場環境の改善につなげることを目的に「業務改善提案スキーム&チャレンジ!」の意見交換会を開いた。
主事・主任級の12人の若手職員が参加。(1)リスク発現の予防と作業効率の向上(2)働きやすい職場づくり(3)DX活用などのスマート県庁―の三つのテーマに分かれ、先輩職員とともに話し合った。
民間企業などへの視察、関係課との協議などを経て9月ごろに改善内容を決める。すぐに実行できる提案の場合は10月以降に関係課で実施、検証する。全庁的に効果が考えられる場合は、来年6月の県行財政改革推進本部に提案する。
参加したITイノベーション推進課の野原快太さん(32)は「若手が提案するのは気が引けるところもあるが、場を設定してもらえると意見を出しやすい」、デジタル社会推進課の上坂崇人さん(29)は「一つでも職場環境の改善や県民サービスの向上につなげられたらいい」と話した。
(沖田有吾)