保守系は佐喜真氏、オール沖縄は桃原氏 宜野湾市長選、両陣営の選考委が擁立決定


保守系は佐喜真氏、オール沖縄は桃原氏 宜野湾市長選、両陣営の選考委が擁立決定 左から佐喜真淳氏、桃原功氏
この記事を書いた人 Avatar photo 梅田 正覚

 【宜野湾】松川正則宜野湾市長の急逝に伴う市長選に向け、保守系と「オール沖縄」両陣営の候補者選考委員会は3日、市内で会合を開き、それぞれ候補者を決定した。保守系は元市長の佐喜真淳氏(59)、オール沖縄は市議の桃原功氏(65)を擁立することを決めた。市長選は9月1日告示、同8日に投開票される。

 両者の一騎打ちになる公算が大きい。佐喜真氏は知名度の高さや市長時代に打ち出した政策が松川市政にも引き継がれていることなどから適任と評価された。打診を受けた佐喜真氏は同日正式に出馬を決めた。

 桃原氏は市議を8期務める実績と知名度が評価された。支持母体「誇りある豊かさを!宜野湾うまんちゅの会」が5日に擁立案を協議し、正式に出馬を要請する。関係者によると、桃原氏は受諾する見通し。

 佐喜真淳氏(さきま・あつし)1964年8月生まれ。市真志喜出身。千葉商科大卒。市議会や県議会議員を経て、2012~18年8月まで市長を務めた。

 桃原功氏(とうばる・いさお)1958年11月生まれ。市普天間出身。九州共立大卒。97年の市議会補選で初当選し、現在8期目。

 (梅田正覚)