桃原氏が出馬表明「新基地 即刻中止を」 宜野湾市長選 沖縄


桃原氏が出馬表明「新基地 即刻中止を」 宜野湾市長選 沖縄 宜野湾市長選への出馬を表明する桃原功氏=9日、宜野湾市赤道
この記事を書いた人 Avatar photo 梅田 正覚

 松川正則市長の急逝に伴う宜野湾市長選に向け、無所属新人の市議、桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=は9日、市内で会見を開き、正式に出馬を表明した。桃原氏は米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対し「県民投票でも民意が示されており、即刻中止を求めていく」と述べた。

 会見には市議会の野党系議員や県政与党県議らが同席した。

 桃原氏は「相手候補は行政目線の政策が多く、市民不在となっている。私は生活者目線で市政運営を担っていく」と述べた。

 市長選は9月1日告示、同8日投開票。いずれも無所属で、元市長の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=と新人の比嘉隆氏(47)も出馬を表明している。

 桃原 功氏(とうばる・いさお) 1958年11月4日生まれ。宜野湾市普天間出身。九州共立大卒。会社経営を経て97年の市議補選に立候補し初当選。現在8期目。市議会基地関係特別委員長を務めた。第3次普天間爆音訴訟団副団長。

 (梅田正覚)