振興、子育て政策訴え 立候補予定者ラジオ討論会 宜野湾市長選 沖縄


振興、子育て政策訴え 立候補予定者ラジオ討論会 宜野湾市長選 沖縄
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宜野湾】宜野湾青年会議所は25日、9月8日投開票の宜野湾市長選の立候補予定者を招いたラジオ討論会をFMぎのわんで開催した。これまでに出馬を表明している佐喜真淳氏(60)と桃原功氏(65)、比嘉隆氏(47)がまちづくりや米軍普天間飛行場の返還問題、子育て支援で議論を交わした。

 まちづくりについて、佐喜真氏は琉球大学病院が移転する西普天間住宅地区跡地を核として、周辺地域の一体的な振興を訴えた。

 桃原氏は既存商業施設誘致は周辺自治体との差別化が図れないとして、県内未出店の人気施設誘致を提言した。

 普天間返還について、佐喜真氏は返還に向けて代替施設が必要だとして「苦渋の選択肢として辺野古移設を認めざるを得ない」と述べた。

 桃原氏は辺野古移設に反対姿勢を示した。政府が主張する「辺野古が唯一」は「思考停止で怠慢」などと批判した。

 子育て支援について、佐喜真氏は給食費の半額助成の継続や18歳までの医療費無償化、各小学校区への児童センター設置などを掲げた。

 桃原氏は国保税、保育料、給食費、医療費を無償化する「4つのゼロ」やおむつ定期便の導入などを掲げた。

 比嘉氏は宜野湾市役所へのコロナワクチン後遺症対策部設置を訴えた。その他の質問には「市民一人一人の意見を聞いて尊重していきたい」とした。(’24宜野湾市長選取材班)