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普天間飛行場の米司令官「移転、閉鎖向け100%進行」 段階的移駐は「答える立場にない」沖縄


普天間飛行場の米司令官「移転、閉鎖向け100%進行」 段階的移駐は「答える立場にない」沖縄 報道陣の取材に応じる在沖米海兵隊普天間航空基地司令官のウィリアム・パカティー大佐=5日午後、宜野湾市の米軍普天間飛行場
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 在沖米海兵隊普天間航空基地司令官のウィリアム・パカティー大佐は5日、日米両政府が進める米軍普天間飛行場の返還と名護市辺野古移設に向けた取り組みが、着実に前進していると強調した。基地内で記者団の取材に「将来的な移転、閉鎖に向けて100%進行している」と述べた。

 辺野古の埋め立て完了を待たずに、普天間所属機を段階的に移駐させて基地負担軽減を図りたいとする宜野湾市の佐喜真淳市長の考えについて、パカティー氏は「答える立場にない」とした上で「司令官として任務遂行と地域の負担軽減のバランスを見ながら基地を運用する」と語った。

 取材は、普天間飛行場で5、6日に行われる米軍基地開放イベントに先立ち行われた。パカティー氏は「日米同盟の強化には、地域との関係性が非常に重要だ。イベントを通じて、より良い地域との関係を築いていきたい」と呼びかけた。

(共同通信)