コストコ開業時、混雑緩和へ臨時駐車場を検討 台風6号の被害、漁業への燃料支援など議論 沖縄・南城市議会


コストコ開業時、混雑緩和へ臨時駐車場を検討 台風6号の被害、漁業への燃料支援など議論 沖縄・南城市議会 コストコ沖縄南城倉庫店の建設が進む=11日、南城市玉城垣花
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 【南城】南城市議会(中村直哉議長)9月定例会の一般質問が6~8日にあった。同市玉城垣花で来年8月までの開業を目指すコストコ沖縄南城倉庫店について市は、開業時に周辺道路の混雑を緩和するため、臨時駐車場の設置を検討していると答弁した。そのほか、台風6号の被害状況や避難者の支援体制などに関する質疑が相次いだ。
 玉城勉企画部長は、会員制の米系大手量販店、コストコの建設が進む土地区画整理事業地内に臨時駐車場として利用できる場所を確保してほしいと事業を施行する組合に相談していると説明。交通誘導員の配置も検討していると答弁した。
 台風6号による市内の被害は倒木など計246件に上った。13日時点で罹災(りさい)証明書の申請は37件で、15件が交付された。停電復旧までに要した日数は最大6日で、玉城屋嘉部区の10世帯は1日深夜から7日夜まで停電が続いた。
 2021年度と22年度に実施された市漁業収入保険制度支援対策事業補助金の延長を求める質問に対して、外間孝明農林水産部長は「燃料の支援に向けて事業を進めている」と答弁した。4月に知念漁業協同組合や佐敷中城漁業協同組合と意見交換し、燃料に対する支援の要望があったとし、10月から燃料への支援を開始する。 

(上江洲仁美)