転覆した船、しがみつく男性2人 目撃者らの冷静な対応とは 沖縄・うるま市宮城島沖


転覆した船、しがみつく男性2人 目撃者らの冷静な対応とは 沖縄・うるま市宮城島沖 転覆船を救助し感謝状を受けとった、祖堅勇作さん(左から2人目)と新屋英男さん(同3人目)=11月24日、沖縄市海邦町の中城海上保安部
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 【中部】中城海上保安部は11月24日、同月1日にうるま市宮城島沖合で転覆した船を救助したとして、沖潜の丞大(じょうだい)丸船長の新屋英男さん(57)=うるま市=と沖縄海運産業の祖堅勇作さん(36)=同=に感謝状を贈った。

 2人は桟橋のメンテナンス作業のため丞大丸で現場に向かっていたところ、約200メートル先で釣りをしていた船が転覆するのを目撃した。転覆船に乗っていた男性2人はライフジャケットを着用しており船にしがみついていた。丞大丸に乗船していたダイバーが海に飛び込み、男性2人を救助した。その後、転覆船を平安座漁港までけん引した。

 祖堅さんは「冷静に対応できた。感謝状を頂けてうれしい」と話し、新屋さんは「ライフジャケットは大切だと改めて感じた」と語った。

(石井恵理菜)