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7連勝牛と新鋭が激突 旧正月大闘牛 11日、石川ドーム 好取組並ぶ


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7連勝牛と新鋭が激突 旧正月大闘牛 11日、石川ドーム 好取組並ぶ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 旧正月大闘牛大会(石川闘牛組合主催、琉球新報社共催)が11日、午後1時からうるま市の石川多目的ドームで開催される。入場料は男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下は無料。結びの一番は沖縄初戦を白星で飾り勢いに乗る闘勢神玖(とうせいじんく)と7連勝中の清建設工業(きよけんせつこうぎょう)黄金(ゴールド)が激突する。シーの二番は名遁怒(なとんどー)と二代目武捷龍(ぶしょうりゅう)が前回の敗戦から復活をかけて対決する。またシーの三、四番の大型牛同士の対戦や人気牛ファイティング大吉の久々の参戦など好取組が並んでいる。

闘勢神玖
闘勢神玖

 闘勢神玖は2021年に徳之島で初戦を勝利し白星スタートを切った。2戦目に前心☆美乱、続く3戦目に一撃獣王に敗れ2連敗を喫した。しかし、将来性を買われ昨年、闘勢琥珀などを輩出した名門闘勢会牛舎へ移籍した。

 沖縄デビュー戦は昨年9月の彪雅(ひゅうが)グループ結成10周年大闘牛大会で、源勝菜と対戦し9分8秒で勝利している。戦い方は、序盤から一気に攻勢に仕掛け、トガイー角を使ったカケ技を得意とし相手に合わせてワリ技を繰り出すこともできるようだ。しかし、ハイペースな攻撃ゆえに後半スタミナ切れを起こさないか心配される。

清建設工業黄金
清建設工業黄金

 対する、清建設工業黄金(元・貴時幸龍)は18年の初戦こそ落とすが、その後は徳之島を含め破竹の7連勝中だ。鋭いトガイー角を生かした突き技とカケ技からの腹取りを得意としている。直近では、昨年9月に当時5連勝中の剛毅(ごうき)を、強烈な腹取りをかけて5分弱の短期決着で下している。両牛の体重差がどのように勝敗を左右するのかも気になるところだ。

(平川智之通信員)