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ラジオに学ぶ 増田健太(北部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>


ラジオに学ぶ 増田健太(北部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>
この記事を書いた人 Avatar photo 増田 健太

 記者は孤独な仕事だと思う。一人で現場に行き、写真を撮り、一人で記事を書く。特に市町村を担当する地方記者は長い距離を乗用車で移動する毎日だ。

 そこでの心強い味方が、ラジオだ。災害時に強いのはもちろんだが、日々の何気ない言葉に活力を得ている人も多いと思う。朝の慌ただしい時間帯に、FMやんばる「あけみおモーニングタイム」が流れ、東(あずま)克明さんが毎日「おはようございます」とあいさつしてくれる。車で急いでいても「お気をつけて」と言われると気持ちを落ち着かせることができる。

 先日ラジオ沖縄を聞いていると、ひーぷー(真栄平仁)さんが「つらいこと、大変なことは誰にでもあるから、仕事中にでも少し笑える放送を、と思ってやっていますよ」と裏話をされていた。その日の番組「ティーサージパラダイス」では「この番組に出合ったことが人生のターニングポイントになりました」という投稿が多く紹介されていた。放送に支えられている人がいるのだと感じた。

 月曜から金曜まで毎日話し続けるだけでも大変なことだ。私もそんなラジオの作り手の方々に支えられている一人として、継続する姿勢に学びたい。また新聞の発行に携わる上で、今度は自分のつむいだ言葉が誰かの役に立つよう、励んでいきたい。

 

私が書きました
増田 健太 (金武町、恩納村、宜野座村担当)