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シーの1番、若手の大型牛同士が激突 必見の好カードめじろ押し 平成若猪闘牛、24日に石川ドームで開催


シーの1番、若手の大型牛同士が激突 必見の好カードめじろ押し 平成若猪闘牛、24日に石川ドームで開催 馬天運送まさみ号
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 第13回平成若猪会大闘牛大会(南部・胡屋・具志川・石川闘牛組合主催、琉球新報社共催)が24日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで開かれる。プログラムには前徳之島全島一王者・黒龍王や元軽量級王者・常勝会テスリ華梨、人気牛のしんちゃんなど若手からベテランまでそうそうたる顔ぶれが並び、闘牛ファン必見の好カードがめじろ押しだ。入場料は男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下無料。

勝進龍

 シーの1番は、ともに若手の大型牛同士の勝進龍と馬天運送まさみ号が激突する。勝進龍は昨年1月に徳之島でデビュー、2連勝したのち3戦目に荒岩王に善戦むなしく敗北。これを機に沖縄へ移籍した。沖縄初戦は今年の1月にホワイトエンペラーと対戦し5分足らずで快勝している。持ち味である左右のカケ技で相手を土俵際まで追いやって一気に腹取りを狙う堅実な正攻法を得意としている。対する馬天運送まさみ号は今年1月にデビュー戦を大進紅桜と戦い、わずか51秒での完勝劇を見せた。やや横開きの長いトガイー角で相手の首を跳ね上げ、一瞬にして相手の懐深く潜り込み勝負を決める大技爆弾速攻を得意とする。堅実な正攻法か一発の大技か、どちらの戦術が勝るのかに注目だ。

 シーの3番軽量級スペシャルマッチは常勝会テスリ華梨と与那国同志号。いずれも軽量級のタイトル争いに再び食い込んでいく上で、絶対に落とせない大事な一戦となるだろう。

 封切戦には、徳之島から沖縄復帰後に、息を吹き返したような大躍進で8連勝中の人気ベテラン牛しんちゃんに、新生・闘将会からの刺客デビュー戦の進撃の☆男風が挑む。

(平川智之)