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「1年生になったよ」 金城幸花さん 407グラム出生、元気笑顔 伊江島・西小学校 沖縄


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「1年生になったよ」 金城幸花さん 407グラム出生、元気笑顔 伊江島・西小学校 沖縄 幸花さん(中央)の入学を喜ぶ金城幸人さん(右)、奈津子さん夫妻=伊江村立西小学校体育館
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 【伊江】伊江村の伊江小学校、西小学校の入学式が10日、各小の体育館で挙行された。伊江小(比嘉悟校長)には22人、西小学校(目取真淳校長)には28人の新1年生が入学した。このうち、西小には、体重407グラムと超低出生体重児で生まれた金城幸花さん(6)も入学した。

 父・幸人さんが生まれ育った伊江島の自然豊かな環境や地域住民の温かさに包まれ伸び伸びと成長した幸花さん。水色のランドセルを背負い、父の母校で小学校生活のスタートを迎えた。

 式では、入場曲に合わせて6年生が持つアーチをくぐり抜けた幸花さん。担任教諭から一人ずつ名前が呼ばれると、手を上げて大きな声で「はい」と返事をし、一礼した。式に列席した父と共に親子2代で校歌を歌い、1年生全員で「ドキドキドン!1年生」を元気よく歌った。

 幸花さんの現在の体重は約21キロ。同じ6歳前半女児の平均体重の約20キロを上回るほどに成長した。

 入学式当日の朝、午前5時半から起きて張り切っていたという幸花さん。「(将来は)ケーキ屋さんになりたい」と笑顔。生まれた日から小学校入学の日を思い描いていたという幸人さんは「一つの区切りと思っていた。地域や関係者の支えがあってこそだ。皆さんに感謝している」と話した。

 母・奈津子さんは「あっという間の6年間だった。振り返るにはまだ時間が足りないが、ここまでこれたのも皆さんのおかげ。皆さんや幸花に感謝です」と思いを語る。2人は「やりたいということは何でもやらせたい。高校進学で親元を離れる15歳の『島立ち』までしっかりサポートしたい」と成長を喜んだ。

(中川廣江通信員)