警察学校生ら、84キロを完走 辺戸岬から駅伝方式で61人が訓練 うるま 沖縄


警察学校生ら、84キロを完走 辺戸岬から駅伝方式で61人が訓練 うるま 沖縄 ゴール地点の県警察学校に到着した学校生ら=4月30日、うるま市石川の県警察学校
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 【うるま】うるま市石川の県警察学校(仲本貴校長)は4月30日、警察学校生が国頭村の辺戸岬から警察学校までの約84キロを駅伝方式で走る野外総合訓練を実施した。同日午前9時に辺戸岬を出発し、午後5時45分ごろ、ゴール地点の同校正面玄関前に隊列を組んで到着した。ゴール前では、厳しい道のりを振り返って涙を拭う学校生の姿も見られた。参加した61人全員が完走を果たした。

 初任課長期課程第45期総代の比嘉智将巡査(29)は「高校を卒業したての若い仲間もいる中、みんなで支え合って頑張った。今後も総代として手本になれるように努めたい」と前を向いた。同課程所属で女子寮長を務める金城梨聖巡査(20)は「列から離れそうになった人の背中を押すなどして仲間で支え合った。離脱せずみんなと完走できて良かった」と語った。

 スタートとゴール付近などで約7キロ伴走した仲本校長は学校生をねぎらい、講評した。

 (西田悠)