ワシントンDCで開かれるジャパニーズ・ストリートフェスティバルに、今年も沖縄ブースが設置された。沖縄の観光や文化、物産のアピールを目的に沖縄県ワシントン事務所が企画し、ワシントンDC沖縄会が協力した。ブースには多くの人が来場した=写真。
県ワシントン事務所の仲里和之所長は「今年は新たな取り組みとして、オリオンビールからサンプル用のドラフトビールが提供され、泡盛と併せて試飲を実施できた」と話した。ビールや泡盛の試飲は人気で、沖縄会メンバーらの手作りサーターアンダギーや紅型着物の着付け、折り紙のワークショップも喜ばれた。ブース前の広場では空手演武とエイサーや沖縄の唄三線が披露された。
仲里所長は「来場者に沖縄を強く印象付け、身近に感じてもらえた」と振り返った。
沖縄ブースは長くアメリカに暮らす県系人にとって心のよりどころとなっており、「沖縄」の2文字を見てブースに飛び込み、故郷を懐かしく思う人もいた。仲里所長は「これからも沖縄会と連携し、沖縄の文化、観光、物産の魅力を発信して米国と沖縄の交流のさらなる深化に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
(鈴木多美子バージニア通信員)