「あだガチャ」盛況! おもちゃ100円、無料かき氷…安田小の児童運営 こどもの日に感謝セール 国頭 沖縄 


「あだガチャ」盛況! おもちゃ100円、無料かき氷…安田小の児童運営 こどもの日に感謝セール 国頭 沖縄  「あだガチャイベント」を切り盛りする安田小学校児童ら =5日、国頭村安田協同店前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【国頭】国頭村立安田小学校の児童が運営し、普段は協同店内にある自動販売機「あだガチャ」を5日、こどもの日特別イベントとして協同店前に設置した。児童ら7人が参加して、普段からあだガチャ利用への感謝セールとして「スペシャルガチャ・無料かき氷配布付き“あだガチャイベント”」を実施した。安田協同店の「いらないものが、宝もの!?ガレージセール」は4月27日~5月6日の間で開催され、衣料品や生活用品が格安で提供された。

 児童らはチラシや集落内放送を通じてイベント開催を呼びかけた。この日は、こどもの日特別バージョンとして「おもガチャ100円」「食ガチャ200円」の2種類を設置した。ガチャ当たりくじの景品には、集落の野菜農家のトマトや、家庭で使わずに置かれている未開封の生活用品やぬいぐるみなど多くの商品が並んだ。

 区民のほかドライブ客、キャンプ客、行楽客が会場に訪れた。南部から行楽に来たという家族は、子どもが食ガチャで地元海人(うみんちゅ)が提供した冷凍物のセーイカ(ソデイカ)を大当たりした。

 5年生の児童は「去年よりもあだガチャを回してくれる人が多くなった。新聞やSNSなどで有名になってうれしい。これからもみんなで協力して頑張りたい」と話した。

 今年2月から安田協同店の経営形態が個人から安田区の運営に変わった。島袋武紀・安田協同店運営委員長は「子どもたちと最初の共同イベントが開催できた。昔ながらのユイマール精神でやっていた頃を目標に、区民が一つになって地域の中で豊かな生活を送れるよう、中心的な役割を果たせるよう区民のために協力していきたい」と決意を込めた。

 (新城高仁通信員)