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人の数だけドラマが 普天間伊織(那覇・南部班)<ゆんたくあっちゃ~>


人の数だけドラマが 普天間伊織(那覇・南部班)<ゆんたくあっちゃ~>
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 琉球新報で掲載された記事をドラマにした新CMの放送が5月から始まった。プロジェクトの発案者として昨年から制作に取り組んできて、ようやく公開にこぎつけられ、ほっと胸をなでおろしているところだ。

 4本の作品を月に1本ずつ公開していくことになっており、6月からは亡き父の遺品を引き取りに沖縄のガマを訪れる元日本兵の遺族を主人公にした「父の手」を琉球新報の公式サイトやYouTubeで公開している。

 ドラマ制作にあたり、県内のさまざまな場所でロケを行ったが、この「父の手」では八重瀬町のクラシンジョウの壕で撮影した。今回取り上げた記事以外にも多くの遺族が大切な人の遺骨や遺品と対面している場所だ。いまだに遺骨を見つけられない遺族も多い。ドラマの主人公は1人だが、その向こうには多くの人々の悲しみや葛藤がある。作品を通じて多くの人に知ってもらい、思いを届けられたらと願う。

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普天間 伊織 那覇・南部班