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街の閉塞感打破する 上原正次陣営・西平賀雄氏<糸満市長選・選対幹部インタビュー>


街の閉塞感打破する 上原正次陣営・西平賀雄氏<糸満市長選・選対幹部インタビュー> 西平賀雄氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 -この選挙の位置付けは。
 「糸満市の発展におけるターニングポイントと位置付けている。経済改革、医療充実で安心・安全な街を作ることで、これまでの閉塞(へいそく)感を打破しなければならない。特に夜間救急センターの設立は急務であり、重点的に取り組みたい」

 -陣営の取り組みや手応えは。
 「糸満は県内でも特に門中のつながりが強い。出身地の字糸満を中心に展開し、各地の門中に声を掛けて政策を訴えている」

 -若者、無党派層対策は。
 「若者に訴求するため、SNSを活用している。特に、現在1万円の給付型奨学金を4万円に上げる政策には、若者や無党派層の関心も高いと感じている」

 -終盤に向けて重点的に訴えていくことは。
 「最も重要なのは夜間救急センターの設立。市内に総合病院がないため、救急患者は市外の豊見城中央病院や友愛医療センターに搬送される。命に関わることであり、子育て中の親世代や高齢者などから設立を強く求められている。そのほか、西崎の漁港周辺開発による雇用拡大、電線を地中に埋める無電柱化などにより地域活性を図る」

 -候補者の人柄についてPRを。
 「努力家で意志が強く、真面目な性格。これと決めたら徹底してやり抜く。糸満市の活性化のために全力を尽くすはずだ」

 -投票率はどれくらいになると予想するか。
 「前回市長選は三つどもえで54.56%だった。今回は4人ということもあり、56~57%ではないか。当選ラインは9千票とみている」

 (聞き手・普天間伊織)