【今帰仁】今帰仁村の湧川、仲宗根、今泊の3カ字の伝統の棒術がこのほど、初めて一緒のステージで披露され、大きな拍手を浴びた。舞台は、7月26日に行われた今帰仁村役場新庁舎落成式。落成式を前に、村内で棒術がある3区に相談があり「村の新たな記念すべき新庁舎の落成式であれば」と互いに思いを一つにした。
演舞は同村の東側にあるアガリシマの湧川区から始まり、中心部の仲宗根区が続き、最後は西側にあるイリシマの今泊区の実践型の迫力ある棒術がトリを務めた。演舞が始まると会場内は静まり、迫力ある3カ字の棒術に見入っていた。
演舞を終えた湧川区の嘉陽聖さん(47)は「新たな村の顔の庁舎が完成したので、互いに協力し今帰仁を盛り上げようと気持ちを一つに披露できたことは感慨深い。今後もわが村が発展してくれることを願いたい」と汗を拭った。
(新城孝博通信員)