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多良間の「八月踊り」 多彩な芸能、島を彩る<風・土・人 シマの伝統行事>


多良間の「八月踊り」 多彩な芸能、島を彩る<風・土・人 シマの伝統行事> 組踊「忠臣仲宗根豊見親組」で、与那国の首長、鬼虎を見事に討ち取り、喜びを表現する仲宗根豊見親(前列右端)ら征討宮古軍=10日午後3時40分ごろ、多良間村仲筋の土原御願所
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

 9月10~12日の3日間にわたって多良間村の仲筋と塩川の御願所で開催された国の重要無形民俗文化財の「八月踊り」。始まりは不明とされているが、長年にわたって受け継がれてきている。今年も住民が総出となって取り組んだ芸能は島を彩り、観客を魅了した。朝から晩まで奉納された多彩な芸能の様子を写真で振り返る。

 (友寄開)

農具を手に「よーんしー、よーんしー」と言いながら歩き、特徴的な笑い声を出す「よーんしー」の出演者=11日午前10時55分ごろ、多良間村塩川のピトゥマタ御願所
軽やかに「かぎゃでい風」を踊る出演者=11日正午ごろ、多良間村塩川のピトゥマタ御願所
組踊「忠臣公之組」の一幕。八重瀬の按司に命を狙われている玉城の若按司(右端)に身代わりになると伝える玉城の按司の頭役、亀千代(左端)=11日午後2時40分ごろ、多良間村塩川のピトゥマタ御願所
福禄寿座踊で子孫繁栄を祈って口上を述べる福禄寿(前列左から2人目)ら=10日午前11時10分ごろ=多良間村仲筋の土原御願所
子や孫を連れて幸福や豊年に感謝し、踊りを楽しむ「長寿の大主」(中央)ら=11日午前11時15分ごろ、多良間村塩川のピトゥマタ御願所