名護市呉我区の海岸で10日、サギ科の渡り鳥のダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ約450羽の飛来が確認された。
羽地内海はフィリピンや、東南アジアで越冬する渡り鳥の中継地となっている。サギの飛来は羽地内海の秋の風物詩となっていて、干潟やモクマオウの木の上で羽を休める姿に道行く人も目を奪われていた。
屋我地鳥獣保護区管理員も務める渡久地豊呉我区長(61)は「これだけの大群の飛来は珍しい。羽地内海は渡り鳥が羽を休める干潟がある。豊かな自然を残していきたい」と話した。サギの大群は、夕方には南に向かって飛び立って行った。
(玉城武利通信員)